SSブログ

4pot 対向ブレーキキャリパーの取り付け [レガシィGT]

4potキャリパーに交換しました。

IMGP0006.JPG
キャリパー・パッド及びショートパーツはGF8で使っていた物です。


先日、伊東のネコ訪問をした帰り、
堤防の出口でブレーキを踏むと、金属を研磨するような音がしました。
あれ、ブレーキパッドが無いのか?

幸い夜で車が少なく、ゆるゆるとブレーキを労りながら帰宅しました。

中古とはいえ、まだ半年なのでパッドはノーマークでした。
さすがに何も言わずにパッドが少ない無い状態で納車するはずがないので、
忘れてたか、減りが早いパッドだったのか。

さて、ここは考えどころです。
というのは、
以前乗っていたインプレッサ(GF8)は、
ドレスアップ(俗に言う赤キャリ)とブレーキの効きを良くするために、
方押し2potのフロントブレーキを対向4pot、
片押し1potのリアブレーキを対向2potに交換していました。
こ場合のpotとは、ブレーキパッドを押すピストンの数のことで、
一般的には、ピストンの数が多い方がパッドを押す面積が広いので、より制動力を得る事ができます。
片押ししというのは、ブレーキディスクの片側にあるピストンがパッドを押し、
パッドに押されたディスクは、反対側に固定されたパッドに押し付けされるます。
対向は、ピストンがブレーキディスクの両側にあり、ディスクの両側からパッドを押します。
対向は、方押しに比べ稼動部が少ないので、安定性や剛性があると言われています。

インプレッサを手放す際に、レガシィにキャリパーを移植するつもりで取り外していました。
フロントのブレーキホース等は昨年の中に揃えていたのですが、
レガシィでは、ブレーキに不満を感じる事がなく、そのままになっていました。
おそらく、インプレッサと乗り方が変わったのでしょう。
しかし、今更2potのパッドを買うくらいなら、
ショートパーツやホースが揃っている4potに交換した方が、リフトを借りたとしても経済的のような気がします。
本当はリアと一緒にやりたかったのですが、リアはブラケットが必要になるので、
フロントだけ交換する事にしました。

ブレーキフルードは1L缶が2つ手持ちが有ったので十分でしょう。

DSC01490.JPG
ブレーキホースはSエディションと同じ物を選びました。

購入した部品は、
ブレーキ ホース,フロント ライト 26590AE060 (26540AE060の互換)
ブレーキ ホース,フロント レフト 26590AE070 (26540AE070の互換)
ガスケツト,ブレーキ ホース 114130151 4個
クランプ,ブレーキ ホース 25546GA400 2個
ユニオン ボルト,ブレーキ ホース 26536AA001 2個
フランジ ボルト,パイロツト 010108160 2個 (ブレーキホースをストラットに固定する)

ガスケットは必ず新品を。
クランプは破損の可能性が高いので、有った方が良いでしょう。
ボルトは車体の物が再利用できますが、念のためです。

DSC01489.JPG
100均で買った物。
雑巾(ウエスとしてマスターシリンダーの周辺に配置)
スポイド(マスターシリンダーのブレーキフルードを抜く)
ゴム手袋(ブレーキフルードで手が荒れないように)
ステンレスフック(ブレーキホースを外すまでキャリパーをロアアーム等に引っ掛けて吊るしておく)
洗浄ボトル(ブレーキフルードを小分けするかと思いました、使いませんでした)

2014-07-04 10.15.14.jpg
ガレージのリフトを借りて、ひさしぶりのリフトアップ。

IMGP0015.JPG
久しぶりのガレージのネコたちです。

IMGP0003.JPG
ガイドピン(12mm)を抜いて キャリパーを跳ね上げ、
キャリパーサポートの固定ボルト(14mm)を外します。
このボルトは硬いので、ロングメガネがあると便利です。
上側は道具が入りにくいのでナメないように慎重に。 

今回はホースも交換するので、ホースは外しません。
ブレーキホースをストラットに固定するボルト(12mm)を抜いて、
キャリパーは、ロアアームにぶら下げておきます。

右が終わったら左も同じところまで進めます。
片方終えたあと、もう一方で問題が起きると、
元に戻すときの手間がかかるし、精神的ダメージが大きいので。

IMGP0006.JPG
右左の順に4potキャリパーを組み付けました。

GF8に使っていた物なので、組みあがった状態で保存していました。
クロススプリングを外して、シリンダーを戻したら、
パッドを付けたままで組み付ける事ができました。

ブレーキホースが切断された状態で付いていたので、
これを外します。
このボルトが結構かたいので、組み付けてから外す事にしました。

IMGP0011.JPG
右左の順にブレーキホースを繋ぎました。
ガスケット2枚で挟む事を忘れずに。
4potは、ブレーキホースを固定する爪があります。

10mmのフレアナットレンチで左側のブレーキパイプのボルトを緩めてからクランプを外し、
ブレーキホースを外したら、すばやく4potのホースに交換。
必ずフレアナットレンチを使いましょう。
ブレーキパイプのボルトをナメたら大変です。

ストラットにブレーキホースを固定したら完成。

IMGP0005.JPG
左側は問題なかったのですが・・・
右側のブレーキパイプのボルトがナメていて、外れませんでした。
いろいろやってみたけれど、フレアナットレンチが掛かりません。
仕方なく、現在のブレーキホースをキャリパーから外して、
4potキャリパーに接続しました。

ホースをキャリパーに繋ぐボルトはかなり硬いので、
キャリパーを外してしまうと、面倒です。
一度アクスルハウジングに戻さなければならないかと思いましたが、
ロアアームをテコにして何とか緩みました。

IMGP0004.JPG
右側です。

しばらくこのまま使うしかありません。
ブレーキパイプの交換となると大事だけど、そのうちやらないと。

IMGP0012.JPG
エア抜きは、パワーブリーダーを使いました。
マスターシリンダーに圧力を掛けて、ブレーキフルードを排出します。
これが、簡単にエア抜きが出来る優れ物でした。

このパワーブリーダーは、フォード・スバル用のアタッチメントが付いています。
国内では入手できず、米国から買いました。
アタッチメントがマスターシリンダーのキャップと同じなので、
確実に接続できます。

2014-07-04 12.12.24.jpg
ブレーキフルードは1Lをタンクに入れて、
ハンドルをポンピングして10のメモリまで圧力を掛けます。
しばらくそのままにして、圧力が抜けないか確認します。

2014-07-04 12.23.57.jpg
8mmのフレアナットレンチでブブリードスクリュを緩めて、
ブレーキフルードを排出します。

出てくる出てくる。

慎重に、250mlくらい抜きました。
念のため1L入れましたが、500mlでも足りましたね。


ついでにリアのパッドを確認したら、
一枚のパッドの後ろ側だけが減るという、恐ろしい片減りをしてました。
購入店に連絡したところ、点検と交換をしてもらえそうです。

最後に、マスターシリンダーの余計なブレーキフルードをスポイドで吸い出します。
ブレーキのテストをして完了。
10時頃開始して、13時過ぎに完了しました。

今日は、さらにツイていない事が・・・

せっかくリフトアップしたのだから、ついでにSTIマフラーに交換しようとしました。

IMGP0013.JPG
片方のボルトは硬かったものの14mmで外れたのですが、もう一方は14mmでは利かない。
13mm?
13mmでもズルズル・・・
ナメてました。
とりあえず外れたボルト・ナットは新品に交換。

これも難題だ。
プロの所に持っていかないと外れない。

このあと、洗車に行きました。
GF8の時は、ブレーキフルードの付着した手袋でフェンダーを触ってしまい、
フェンダーの塗装が痛んでしまいました。
今回は注意しましたが、それでも洗車しておいた方が安心です。
高圧洗浄器で、
マスターシリンダー周り・タイヤホイール・フェンダーを念入りに洗浄しました。


nice!(13)  コメント(3)  トラックバック(1) 

nice! 13

コメント 3

LoveBeer

やっぱり自分で整備とか部品交換が出来るって良いですね。

わたしなんぞ、タイヤの交換が精一杯です。

お二人が行くところには、いつも猫がいますね、ほのぼのします。
by LoveBeer (2014-07-05 19:19) 

kou

本当に尊敬します!
ブログにも書きましたが、私なんぞタイヤ交換時にキャリパーがホイールに挟まっているのに原因がわからず「タイヤが外れない」とディーラーに来てもらったり。
恥ずかしい限りです・・・^^;
by kou (2014-07-06 12:30) 

evergreen

LoveBeer さん
kou さん

ディーラーではやってもらえず、ショップでも嫌がられる、
中古部品の取り付けなどを自分でやっています。
でも趣味なので興味のあるところや気が向いた部分しかやりません(^^;
ワイパー交換も無料なら量販店でやってもらうし、
オイル交換なんかは自分でやるのは嫌ですね(^^;


by evergreen (2014-07-09 13:41) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 1