2月19日、東京国立博物館の春日大社展に行ってきました。
春日大社所蔵の4領の鎧がそろって展示されるのは、14日から19日まで、
以前からそれに合わせて出かけるつもりでした。



考える事はみな同じなのか、開場を10分ほど過ぎてこの行列。
ただ、入場制限だったようで、会場の混雑はそれほどでもなく、
見ても良く分からない書画を駆け足して、
目的の鎧と毛抜太刀は、ゆっくり見ることができました。
ただ、もう一度見に行ったの毛抜太刀は、
ちょうど朝入場した人たちが到達するタイミングだったのか。
十重二十重の人だかりで近づく事ができませんでした。
11時頃出る頃には入場の行列はなくなっていたので、
もう少しゆっくりの方がよかったのかもしれません。

春日大社展は撮影ができませんでしたので東京国立博物館のブログをリンクしておきます。
【春日大社展】国宝甲冑4領そろい踏み!

梅鶯飾は源義家、
竹虎雀飾は源義経、
黒韋威伊予札胴丸は楠木正成の奉納という伝承がありましたが、
今は伝承としても表記されていないので、
研究により明確に否定されてるのかもしれません。
楠木正成については以前から時代が合わないという研究があったと記憶しています。
写真でみる竹虎雀は、華麗にすぎてあまり好きではなかったのですが、
実物は息を呑む豪華さでした。



この日、もう一つの目的だった榊原康政の甲冑です。
重要文化財
三鈷剣前立といえば康政ですね。
胴の裾の竜も見事です。


紅糸威の三鍬形兜はこれも重要文化財で大塔宮の兜と伝えられるもの。


イカ・・・ではなく、富士山をかたどった兜
この形は加藤嘉明の銀富士兜が有名です。


吹き返しに熊毛をあしらった頭巾兜


関ヶ原の後に岩村に封じられ岩村藩初代藩主となった松平家乗の甲冑
二代乗寿の甲冑は岩村城で見ることができます。


熊毛兜と肩脱具足、この意匠は加藤清正が有名で、
清正所有と言われる法華経前立と日輪後立ての物が共に京都にあります。
この甲冑も清正所有を言われる事があるようですが、
出展を確認できませんでした。


上野藪に向かうために上の公園を歩いていたら、入口広場の大寒桜が満開でした。


上野藪では30分ほど待ちました。
上野藪の辛味大根蕎麦は、蕎麦につめたい汁をかけたもの、
せいろにで辛味大根を食べたかったので、つまみの辛味大根を頼みました。


天せいろ大盛り
天ぷらもおいしいです。
でも次は、辛味大根とせいろかな。