SSブログ

がまかつ ラグゼ EGTR X S510ML-solid インプレッション [釣り道具]

2019-10-28 12.20.49.jpg
1.2kgが掛かっているときの曲がりです。
かなり胴の方まで曲がりこんでいますね。

前モデルのEGTR S510Mは、
軽さ、感度、ジャークのし易さ、
全てが今まで使ってきた竿の中で一番でした。
しかし、妻が使っていたEGTR S510Mで初めてティップの破損に直面し、
折れないSMTを使うようになりました。
それでも、EGTRを使いたいという気持ちがあり、
もう一度入手しようかと思っていた矢先にモデルチェンジがありました。
使ってみようという気持ちは固まったものの、問題はレングスとパワーです。
MにするかMLにするか。
510にするか65にするか。

FP志摩の谷口さんのブログを見ると、
EGTR Xは前作に比べると柔らかい事は間違いないようなので、
MLにするとかなり柔らかそうです。
現在のエメラルダス60L-SMTに比べて極端に柔らかいという事はなさそうですが、
ジャークに自信がないのでエギが動くだろうか。
今季は、がまかつもダイワもエギの安定性を打ち出してきています。
トレンドには間違いなさそう。
それを一番体現したのはMLの様だと受け取れました。

長さについては、セフィアの6フィート5インチが使い易かったので、
仕舞がコンパクトで、それくらいの長さが出てくれないかと思っていたら、
EGTR Xとエメラルダスの両方から6フィート5インチが出る事が分かりました。

うわー迷う。
破損の恐れを考えるとSMTは必要、だとすればエメラルダスか。
しかし、EGTRを使いたい。

決まらないままEGTR Xが発売されると、あれよあれよと売り切れになっていきます。
このままだと来期まで手に入らないかもしれない。

迷いを振り切り、EGTR X S510ML-solidを購入しました。

現物を見てみると。
まず穂先の細さにたじろぎます。
破損が怖いので、ティップカバーが必須だと思ったのですが、
細すぎて、被せるタイプのカバーも恐ろしいので、
横から挟むクレイジーオーシャンのティップカバーを買いました。

とにかく細い、そしてガイドが小さい。
暗い中でガイドに糸を通すのは至難の業です。
元ガイドはけして高くはありませんが、
風に煽られたラインがロッドに張り付くような事はありませんでした。

ジャークはとても楽です。
自分ではあまりよくわからないのですが、
動画をみると、胴がよく曲がっています。

400g、600g、1.2kgを掛けましたが、
600gでも寄せるのに苦労しました。
1.2kgは、ポンピングが必要でした。
柔らかい竿なので仕方がないのですが、
大きなイカだと苦労します。
ヴァンキッシュC3000を使いましたが、
ヴァンキッシュなら軽いので、
3000番(Cじゃない方)か4000番くらいがいいのかもしれません。

バラシが一回、横抱きが一回ありました。
竿が柔らかいのでアワセが効きにくいのかもしれません。
ただ、柔らかいと言ってもグニャグニャの竿ではありません。

穂先はとても繊細です。
波に合わせて上下しますが、
イカのアタリは、波とは違う動きになるので分かりました。

今年ニューモデルを出したがまかつとダイワ
双方ともエギを暴れさせない「安定性」を打ち出していますが、
方向は少し違うようです。

がまかつは、永田さんや谷口船長のコメントをみると、
EGTR Xは、ティップを長くして竿を柔らかくしてエギを安定させ、ブランクスは高弾性。
一方のダイワ、
私にはいつも住澤さんのコメントが分かりづらいのですが、
粘りと感度を両立させたと言いたいのかな。
サイトの説明を見ると粘りのあるブランクスでエギを暴れさせない方向のようです。

エギを安定させる事はシマノが以前から重要視して、
長めの竿を作ってきたきましたが、その有効性が証明された形かもしれません。

とはいえ、シマノも511というショートロッドを出してきたあたり、
トレンドには逆らえなかったという事ですね。




nice!(9)  コメント(0)