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エギタコにチャレンジ! マダコ&アジ 横内丸 [船釣り]

データ


於:金沢漁港 横内丸
日:2019/7/14
時:7:30-15:00
同行:妻

道具


マダコ
タコエギ BB S175
オーシャンフィールド BG PE4号 フロロ10号

マダコ 妻
オクトパスゲームエアーK OGAK18M
オーシャンフィールド BG PE4号 フロロ10号

アジ
リアランサー ライトアジ 160
SCクイックファイヤー小船300XH PE1.5


釣果


マダコ7 (リリース1)
アジ25くらい


マダコ9 (リリース3)
アジ30くらい

準備編


芋、蛸、南瓜と言いますが、妻もタコが大好き。
刺身、唐揚げ、タコ焼き、アヒージョ、なんでもよく食べる。
釣りたい魚と食べたい魚が一致するとは限らないのですが、
タコは一致するらしく、以前からタコに行きたいと言っていました。
タコは何度か投げ釣りで釣った事がありますが、
新鮮なタコは旨いです。

ただ、渋糸と呼ばれるロープでカニの付いたテンヤを小突き続ける釣りは大変そう。
またタコが掛かったあとの渋糸を巻き上げるにもコツがいるらしい。
(ゆるむとタコが外れる)
しかし、明石で流行っていたタコエギが関東にもやってきて、
昨年あたりからタコエギができる船が増えてきました。
竿を使うタコエギなら体力的にも楽かもしれない。

好調なタコの釣果を見て、今年は行ってみようかと思っていましたが、
諸事情でなかなか決定できませんでした。
問題は、まだ新しい釣りなので、多くの船宿でレンタルの竿やリールがない事。
安い物でも二人分の道具をそろえると、結構な金額になってしまいます。
道具の選定は進めていたので、リーズナブルな道具なら行けそうだと思ったのが一週間前。
それなら間に合うだとうろネットで注文。
リールはすぐに発送予定の連絡が来たのですが、
ロッドの方は発送予定の連絡が来たのが二日後、発送予定はさらに翌日かその翌日、
それではとても間に合わないのでキャンセルする事になったのですが、
アマゾンに慣れてしまうとダメですね。
(ポイントやナチュラムもとても速いので)
結局アマゾンで買う事になりました。

竿はタコエギ BB S175とオクトパスゲームエアーK
第一候補は、ダイワのエギタコXだったのですが、在庫がどこにもありません。
アナリスターベイゲームでは高すぎる。
シマノのタコエギ BBはかろうじてあるけれど、
しかしシマノのBBを買ってよかった事がないので、
同じ値段なら他のメーカーの竿がいい。
そこで、オプトパスライト175EGIレトロマティックタコエギ175を探してみましたが、
通販でチェックしていた店は既に売り切れ。
間に合いそうな店でオクトパスゲームエアーKとエギでノリ乗りを注文したのですが間に合わず。
このあたりでは安い釣り具屋には餌木タコ165があったのですが、高いのと少し硬い気がして、
結局アマゾンでタコエギ BB S175とオクトパスゲームエアーKを買いました。
アマゾンに在庫があったのは柔らかいS175、
硬い175は近くの釣り具屋に在庫があったので、
どちらにするか迷ったのですが、シマノの竿は張りがある物が多いので柔らかい方を選びました。
翌日、タコエギを買いにその釣り具屋に行ってみたらタコエギ BBが売り切れていました。
あぶないあぶない。
タコエギ人気なのかも。

リールはエラン ワイドパワー オクトパススペシャルIIがよさそうですが、
初めは太い糸を使った方が安心。
オクトパススペシャルはPE3号付でお得ですが、
PE4号に巻き替えようとすると無駄になってしまいます。
しかし、PE4号が100巻けてローギアとなるとあまり選択枝がありません。
ミリオネア?キャタリナ?オシアコンクエスト?ないない
ロープロファイルリールで太糸が巻けるのはジギング用のハイギアになってしまいます。
結局オーシャンフィールド BGになりました。
それにPE4号を200m、近くの店にはパッケージ物がなかったので連結をカットしてもらいました。

タコエギは快適船タコエギ SSを20本用意しました。

タコ釣り編


当日、5時前に起きると結構な雨
天気予報では9時くらいには上がるらしいので、それを信じて出かけます。
予定より遅くなって20分に出発。
朝6時からの席決めくじ引きがには間に合わないかもしれない。
でも前日まで3人予約が入った時点での出船決定がでないくらいなので、空いているでしょう。

海の公園を過ぎたあたりで何時ごろ着くかと船宿から電話がありました。
雨だから予約の人が集まっていないのかな。
6時少し過ぎて金沢漁港に到着、船宿に行くと大勢の人がいて、座席表に書き込んでいる。
えー!人が少ないどころじゃない、並んで座るところがあるかな・・・
船長に挨拶をして車を止める場所を指示してもらい、支払い。
座席表も見ると、両舷に2席づつ空いていました。
危ない危ない。
左舷胴の間あたりに席を取りました。

とりあえず船に荷物を置きに行くけど、
番号があるわけでもないので、
大体このあたりという場所に荷物を置く。
狭いなー大丈夫かなー。

おはようございます。お願いします。
すると「よろしくお願いします」と返ってきた。
常連さんらしいですが、雰囲気が悪い船ではなさそうですよ。

「まったくみんな連休中日が好きなんだなー」
ぼやきながら一人で準備を進める船長。

「船長、今日愛想いいな。客が多いからだな」
と常連さん

「ビシ借りる人取りにきてー」
「名前言ってー」
「氷無い人もってってー」
釣り船では普通ですよ。

出船前にミヨシ側に常連さんがミヨシ先端に移動。
船長がコマセバケツのリングを配っているとトモ側の二人が舷を間違えていて移動。
両側が少し広くなりました。
すると「よろしくお願いします」とトモ側の人。
「こちらこそ初めてなんでよろしくお願いします」と妻
「タコは女性の方が釣れるんですよ」
「わー、そうだったらいいなー」
すでにおじさんの篭絡を初めている妻

僕の席の真後ろは男性用トイレだったので、
体を伸ばした時に何度か使用中の人にぶつかりました。スイマセン。

タコが初めてな人に船長がレクチャー
「根掛かりが怖かったら、エギは底を5cm切ってものっちゃうから」
「エギは即アワセで大丈夫」
錘を話してエギのカンナを底に着ける感じ。

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7時20分出船

雨と飛沫を浴びて、40分ほど走り、東扇島付近までやってきました。
川崎新堤を流します。

「プッ!」投入の合図のサイレン
関西風?

するとすぐ
「きたっ!」と妻

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船中一杯目じゃないの?

その後両側でタコエギの人がパタパタと釣れていく。

少し焦っていると、竿が何やら重い感じ。
これはもしや・・・

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来たー

タコを入れるネットを持ってこなかったのでバケツに入れておくとすぐに脱走する。
釣れたらすぐに内臓は出してクーラーへ。

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しかしそれでも脱走しようとしている。

この後ジップロックに入れたのだけど、
締めたタコがチャックを外して脱走しようとしてました。
恐るべき生命力。

一人テンヤで蚊帳の外だったトモのお隣さんはエギに変えたとたん一匹
妻「わー釣れたー」
隣「エギにしたとたんに来たよ」
妻「よかったですねー」
老人を篭絡する妻

「キタ!張り付かれた!」
妻は、エギのロストを連発している。

そんなにタコが掛かるもの?
只の根掛かりじゃ?
「違う!分かるもん!」
そーなのー?

私は根が掛かりしてしまい、ラインが船下へどんどん出ていく。
竿でがんばるけどなかなか外れない。
どんどん出ていくライン。
なんでこんな時にスナップもリーダーも外れないなのだろう。
船長にアドバイスを求めると
「ラインを木に巻き付けて耐える」
あて木があったのでそれにラインを巻いて耐えていると、船底でラインがすれて切れました。
100mくらい無駄にした。

「左側の人はラインが船底に入るから少し投げた方がいいよ」
先に言って欲しかった。

一度すごい重さが掛かって、エギと錘のスナップ三個が延ばされてしまいました。
そんな事はこの日もこれ一度だけ。
確かに生命感があったけど、なんだったのだろう。

妻は6杯、私は3杯釣って移動

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次のポイントは扇島
ここはポツポツ釣れるけれど、とにかく根掛かりが多い。

「バキッ!」
凄い音がして根掛かりを外そうとしていた妻の竿が折れました。
かなり大きい音がしたのに何事もなかったかの様に釣りを続ける船内。
妻とよく話をしていたトモ側の人も黙々と釣りを続ける。
これは釣り人の優しさなのだろうか。

この頃から船内の雰囲気が変わってきます。
エギのロストがあまりに多くて、手持ちが無くなった人が船長からエギを買っていく。
そこで、前のポイントの方が釣れていたという話になったらしい。

船長「どれくらい釣れたー」
妻「6杯」どや顔
船長「えーあの女性もう6杯も釣ったってよー」
この一言で一目置かれるようになる妻
でも竿折ってエギ8本ロストしてますから。

「じゃあさぁ、アジ1時間くらいやって港前の大ダコポイントやろうよ」

船は磯子の沖あたりにやってきました。
コマセを文字通りバケツリレーして、次にイソメをバケツリレー

「プッ!」
水深も棚の指示もなく投入していく。
そしてすぐにアジが上がる。
アジは出来る前提なんだな。

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二人で一つのコマセバケツ
ロッドホルダーも出していないので、
ビシを置く場所が定まらず取り込みが難しい。

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海水循環が時々しか流れてこないので、
アジをバケツに入れておくとすぐに弱ってしまう。
そこで、釣れるそばから締めて行くことにしました。
もう数を覚えていられないけど、30は釣れたと思う。

13時までアジを釣ってから移動
最後のタコポイントは幸浦の護岸です。

竿が折れて気が弱くなってもうタコはいいと言っていた妻は、
アジ釣りで回復したのか私の竿を使ってタコを追加

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私は折れた竿で追加

妻は根掛かりが外れず、船はミヨシに流れラインはトモにどんどん引き出されて行く。
「どうぢよう」
トモに行ってねばったら

しかし妻のラインをまたいで投入あり、ラインをトモに持って行けなくなりました。
「どうぢよう」
切るしかないね
「ハサミ貸してください!」
すっかり篭絡されて、思わずハサミを差し出すお隣さん

ミヨシ側のお隣は、船にタコ用のエギが無くなってイカ用のエギでやっています。
「タモお願いします!」
一度良い型のタコが水面でバレてしまったので次からタモを使うようにしました。
左手で竿をもって、右手だけでタモ入れ。
そんな事を何回かやりましが、バレなくてよかった。

15時くらいに終了

港に帰ると女将さんと小学校入学前くらいの娘姉妹が迎えてくれます。
用意されたカレーうどんを食べていると、
姉妹が船の掃除を手伝っていました。


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二人で、タコ12匹、アジは50匹以上

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茹であがったタコ
とにかくぬめりを取るのが大変だったみたいです。


タコ釣りはタフ


タコ12匹にエギのロストが14本
1匹タコを釣るのに1本エギをロストする計算だから厳しい釣りです。
この日の竿頭は20杯越え、19kgのミヨシ側のお隣
しかしこの人も、
持ってきたエギ10本以上を全てロストして、
船長から10くらいエギを買い、
多分その全てをロストしていました。
「根掛かり覚悟で攻めなきゃダメだよ」
何度根掛かりしてもエギを買いに行くタフさに驚きました。
ただ、それくらい夢中になる事も確かです。

ちなみにこの人の道具は、
リーディング82H-185MT・VとバルケッタBB600
同じ道具でアジもかなり釣っていました。
それも置き竿で。

今回の道具ですが、PE4号は強すぎたかもしれません。
ラインブレイクでロストする事はありませんでしたが、
船がけっこう流れていたので、
結局ラインブレイク覚悟であて木に巻いて耐える事になります。
そうなると、スナップやリーダーではなくラインが切れます。
それならPE3号でよかったかもしれません。
それと、あて木は滑ったり、ささくれがあったりするので、
ラインブレイカーが必須だと思いました。

また、オーシャンフィールド BGは重すぎました。
やはり軽いにこした事はありません。
今回の水深は3mから10mくらい、PE3号が100もあれば十分だと思います。
ただ、ラインブレイクの可能性は高いので、
PE3号150mくらいのキャパのリールで、PE3号と4号のスペアスプールがあればベストだと思います。
また、タコは小さくても抵抗でかなり重くなります。
ドラグ力がありパワーハンドルでローギアのリールが向いていると思います。

そう考えるとキャタリナBJ 200SHは、
ラインキャパ、パワーハンドル、スプール交換の容易さと、かなり良いように思いますが、
ハイギアなのでどうでしょうか。
ミリオネアバサラ 200Hのスプール交換が同じくらい容易であれば、
こちらの方が良いかもしれません。

竿ですが、オクトパスゲームエアーKはかなり使いやすかったようで、
タコエギ BB S175より良かったそうです。
私の倍以上はアタリが取れていました。
オクトパスゲームエアーKの方が穂先が硬い感じでした。
タコエギ BB S175は穂先が柔らかく、
キャスト後のフォールや、オモリが流れると、底が分からなくなります。
その場合は、錘を重くした方がいいのでしょう。


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