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初ヒラメ3.2キロ あままさ丸 [船釣り]

データ


於:大原 あままさ丸
日:2020/3/7
時:5:00-11:00
同行:妻

道具


リーディング 73 MH-190・V
ベイゲーム 150 PE1.5号 リーダー4号

ウエア


ダイワ オーシャンサロペットレインスーツ DR-6006
シマノ ベーシック インシュレーション スーツ MD-055Q
シマノ アンダーシャツ 極厚タイプ IN-020N
シマノ アンダータイツ 極厚タイプ IN-025N
ダイワ デッキブーツ 
シマノ ソックス 厚手
シマノ ニットキャップ

釣果


ヒラメ2 (トップ6)
3.2kg 65cm (船中最大)
52cm 推定2kg

船長アシスト 45cm


外房大原のヒラメ


先月あたりからイワシが南下してきて大ヒラメが釣れている外房。
5枚6枚と釣るのは上手い人の話。
以前の坊主覚悟の釣りというほどでもないにせよ、
初心者には厳しい事に変わりはありません。

鮮度の良いヒラメを食べてみたいと思いつつ、
イワシを生餌にするのがかわいそうで、
それなら一つテンヤで釣れないか等と考えていたのですが、
なかなか行く機会がありませんでした。

今年はヒラメに行ってみたいと思ったものの、
妻の勤務が確定しないのでなかなか予定が立てられません。
予定を決めたとしても、
冬の外房だし、今年は雨が多いし、荒れるかもしれない。

妻の勤務表が出てみると、二人とも連休なのは今週しかありません。
最近テレビでヒラメ釣りを見ていた妻は、乗り気です。
しかし、妻は先月末に体調を崩してやっと回復してきたところ、
それに異動が重なって疲れがあるだろうし、大丈夫だろうか。
不安がありながらも前日に大原あままさ丸のヒラメを予約しました。

3月のあままさ丸の集合時間は4時15分
自宅から2時間見て2時には出発したい。
すると、20時には寝たい。
帰宅してすぐ準備。

タコの時に購入した50号の錘があるので、
30号40号の錘と仕掛けは船宿で購入する事にします。
竿はリーディングを付います。
妻のリールは、タコに使ったフネXT
私のリールは以前購入していたベイゲーム150
それにPE1.5号を巻いて、フロロ4号のリーダーを3m

ウエアはどうしよう。
3月だから真冬と同じではなくていいかも。
迷った挙句いくつかのパターンを持って行くことに。
準備が終わったのが22時、しかし眠れません。
準備で色々考えて過ぎてしまったか・・・

結局、ウトウトとはするものの眠れまいまま出発となりました。

外に出てみると、かなりの雨
あれ、雨の予報はなかったけど・・・

2時過ぎに出発して大原到着は3時45分頃
道中も断続的な雨
4時に受付をして、しあき丸の船着き場に移動。

風がけっこうあって、港の中も荒れ気味。
これはまいった。
念を入れて真冬の防寒にします。

釣り座は左舷ミヨシ2番目から、方舷6人のところを4人なので広々。
準備をしてると、
「80号錘持ってない人?」と船長
え?80号?それじゃノーマルタックルでわ?
「今日は風があるから80号と60号でやるよ」
完全にノーマルタックル

「港出ると波被るから中に入ってて」
キャビンに入って出航
かなり揺れます。

釣り場に着くと、気分が悪いという妻。
そうだ妻はキャビンで揺れるのが苦手だった。
それでも何とか釣りができそうなので、
仕掛けを購入して餌付けを教わり、釣り方のレクチャーを受けてから開始。

沖に出てみると、冷たい雨と風で、真冬のウエアにしてきてよかった。

先に流れる右舷が80号、左舷は60号。
水深は20mより浅目、
錘60号だと竿先が盛大に曲がって、
テレビでよく言っている「イワシが泳ぐ感覚」なんて分からない。
根周りを中心なので、頻繁に底を取り50cmくらい浮かして待つ。
すると・・・
グウゥン
なにかに引っ張られた、アタリだ!
我慢我慢・・・
しかし先が続かず。
仕掛けを上げてみると齧られているイワシ

200307-070148_R.JPG
妻のイワシにも歯形が
「いるよね」
うん、いるね

この後、妻の船酔いがひどくなって、
移動の為にキャビンに入る事もできなくなり、
トモで飛沫を避け、そのままトモほ方に居させてもらう事が多くなりました。

釣り座に戻ってはみるものの、
やっぱり妻は釣りができる状態ではありません。
妻が落ち着いたときに少し竿を出すくらい。

初心者が船酔いでロクに竿もでなないなんて思われたら悔しいなぁ。
このまま妻にみじめな思いはさせたくないない、なんとか1枚、絶対に釣る。

後から思うとなんなのかよくわかりませんが、
この時はとにかく必死でした。

潮先になって80号を下げて、
船下に入っていく仕掛けに注意しながら、
大きく揺れる船に浮き上がらないように、
引っ張られないようにと竿を操作していると、
いきなり引き込まれる竿。
思わず合わせてしまいました。
巻きながら、根か?石か?
引く感じが全くない。

寝ていた妻が、大きくしなる竿を見て
「タモタモ」と這いながらタモを取りに行く。
「大丈夫だよ」船長登場
リーダーに入る
リーダー長いんだよな
見えた、黒い、うわデカい!

「おー大ヒラメだ!」と船長
引き上げられてビタビタと跳ねる、
50cmのクーラーよりはるかにデカいヒラメ。
トリプルフックが喉の奥にしっかり刺さっていました。
良かった、これでもう今日は釣りができなくてもいい。
気が楽になりました。

そしてまた、トモの方で妻と座っていると、
船長が私の竿に仕掛けを付けて投入している。
なんだろう、僕も釣りしていないから軟弱な奴とでも思っているのかな。(体育会脳)
でも妻を一人にしておける状態じゃないから。

置き竿で船の揺れに置合わせて盛大に上下を繰り返しています。
時々棚を合わせる船長。
多分錘で底叩いているけど、根掛かりしないのかな。
しばらくすると、え?竿先が引き込まれている?
船長が出てきて竿を見ると
「あたってるよ、できる?」
え?
妻に上げてみるか?と聞くと、這うように移動を始めます。
妻が上げたのは45cmくらいのヒラメでした。
「可哀そうだけどもう少しがまんして」
「陸に上がればうまいヒラメが食えるから」
妻に釣らせようとして仕掛けを入れてくれていたのです。
船長親切だ。
泣ける。

船長の気持ちが嬉しかったのか妻が少しやってみると言うので竿を出します。
しかしすぐダウン。

それにしてもすごいな、この短い竿に負荷一杯の錘で置き竿。
「竿が柔らかいからできるんだよ。硬い竿じゃダメ」
なるほど、船長の置き竿を見て何となくわかった気がする。
竿が柔らかいから船の揺れに合わせずに、
逆に船が下がると錘で底をたたくくらいでもいいんだ。

早速実践。
しばらくして、
グウゥン
竿が重くなる、アタリだ。
巻きあげると、足元に妻がうずくまっている。
大丈夫か
声を掛けながらも巻き上げ
タモを構える船長も苦笑
いまから思えば笑い話だけど、とにかく必死。
早いところ巻き上げて妻の様子を見なくては。
しかしなかなか重い。
上がってきた50くらいありそうなヒラメ
「良型だ!」と船長

もう1枚と思いましが、根掛かりしてしまい錘をロスト。
それを機に竿は出す事はなく、
トモの方で妻の様子を見ながら沖上がりを待ちました。

沖上がり前に船長がヒラメの血抜きと神経締めをしてくれます。

200307-112158_R.jpg
本日の釣果は、船長アシストを含む3枚

IMG_5918_R.JPG
3.2kg 65cmのヒラメです。


さあ頑張って帰ろう。
すると、空腹を訴える妻。
そうだな、体も冷えたし。

近くには漁協の食堂があって魚が食べられるけど、
今は止めておいた方がいいし、蕎麦でもないか。
すると、手打ちそばの看板を見つけたので寄ってみました。
和庵、メニューはシンプル、ざる・かけ・カモ汁・カモ南

200307-121736_R.jpg
「天は山になった」わけではないだろうけど、私はかけの大盛
暖まる。
熱燗はないけど直侍になった気分だな。


IMG_5910_R.JPG
妻はざる
ネギが苦いのはなぜだ?
房総のネギなのだろうか?

帰りは渋滞もなく順調、初めて大師JCTを通り帰宅。
風呂に入って夜までひたすら眠りました。

昆布を探して


体力が回復したところで、昆布の買い出し。
ヒラメと言えば昆布〆ですよね。
しかし、近くのスーパーには、出汁用のカットシワシワ昆布しかない。
ヒラメが大きいのそんな昆布を使っていては、
パッチワークみたいになる上に、身が波打ってしまう。
妻がふと思い出したセンター南のスパーまで行ったところ、
幅広の羅臼昆布がありました。

妻がヒラメを捌きます。
シンクで滑りをとるとすぐに排水溝が詰まってしまうので、私が掃除係り。
昆布〆と刺身の柵を作って就寝。

翌日、ヒラメは握りと刺身にしました。

IMG_5919_R.jpg
昆布〆と一晩ピチットを掛けた身の握り

IMG_5920_R.jpg
昆布〆と一晩ピチットを掛けた身の刺身
上に見えるのがエンガワ
最近よく見かけるカレイのエンガワとは全く違う、臭みの無い上品な油


私の両親に届けて、
妻の両親と4人でおなか一杯たべて、まだ3.2キロのヒラメには手を付けていません。
ヒラメ、すごく身がとれます。


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コメント 6

イカオヤジ

ステキなご夫婦ですね。
今回の船酔いに懲りず、これからも仲良く釣行してください。
by イカオヤジ (2020-03-12 08:53) 

evergreen

イカオヤジ さん

コメントありがとうございます。
気恥ずかしいですが、ありがたいお言葉でした。
釣りは私たちの楽しみなので、
これからも二人で出かけます。

by evergreen (2020-03-12 13:06) 

よっちん

外房は朝が早いですよね、
じっさいは朝というより夜ですし、遠いし。
ヒラメ釣りどうでした?
海が穏やかなら当りから合わせまでドキドキが楽しいですよ。
懲りずにチャレンジ期待しています。

by よっちん (2020-03-12 17:16) 

kou

超大物ですね。
しかも3枚とは凄いですよ~。
こっちは晴れても今は釣り物がない厳しい状態ですが、釣れてる記事を読むと楽しくなります。
by kou (2020-03-12 17:49) 

evergreen

よっちん さん
2時間かからなくなったので少し楽になりましたが、
それでも朝早いですよね。
初のヒラメでしたが、海が悪くて、
前アタリが分からないうちに食い込んでいたので、
ヒラメの醍醐味は分かりませんでした。
でも今のことろ一番うまい魚だと思います。
大物がいるのが楽しいですよね。

kou さん
春はもう少し先ですね。
海が厳しいなかで大物が釣れたので、よかったです。
それにしても太平洋の波はすごい。
酔わない自分に驚いたくらいです。
by evergreen (2020-03-27 14:21) 

U3

evergreenさん こんにちは。
いや〜すごく大きなヒラメですね。
北海道カレイのオヒョウみたいじゃないですか(*´∀`*)
ところで何人前ですか?(^_^)
by U3 (2020-04-04 15:24) 

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