SSブログ

第五回 飛騨高山 高山~郡上八幡~関 [旅行など]

11月の連休に出かけるのは、
妻の夏休みが11月くらいだったころから習慣になってしまいました。
以前は伊豆に釣り合宿だったのですが、
最近は、もっぱら高山に出かけます。

高山で何をするというわけでもありません。
いつものガッタンゴー
いつもの蕎麦
いつもの直売所
いつもの漆器店
慣れた場所にいくのは安心するという、そんな感じでしょうか。

今回は、いままで断念をしてきた山城を二つ入れました。
その都合で、帰りは郡上八幡と刃物大好きの妻の希望で関に寄ります。

当初は、新城で一泊の予定でしたが、
4日に用事ができてので3日に帰ってきます。
渋滞を避けるために関を夜に出る事にしました。
こんな事が考えられるのは、前回輪島から帰って来る事ができたからでしょう。

予定
11月2日
3時半発
中央道で松本・安房道路経由で神岡
神岡 ガッタンゴー
古川 三寺朝市・蕎麦正なかや
広瀬城
高山
高山泊

11月3日
高山朝市
篠脇城
郡上八幡


東海環状・東名で帰宅
渋滞を避けるために
海老名SA 23:00
に通過する



1日目 11月2日


いつものように3時半に出発、
東名・圏央道・中央道、みどり湖で休憩して松本から神岡へ。
今回は間違えずに平湯から奥飛騨温泉方面に向かったので、かなり早く到着しました。
道の駅 スカイドーム神岡に行くと、丁度今日はカミオカンデの見学会があるようです。

予定よりかなり早く到着したので、近くにある神岡城(東町城)を見てみる事にしました。

神岡城 (東町城)


神岡の町からよく見える神岡城の天守
しかし天守は史実に基づかない物、
石垣も新しく作られた物なので、
何度も神岡に来ていたながら後回しになっていました。

191102-075842_R.jpg
解説書には、堀や石垣の一部が残っていたと書いてあった記憶があります。
この広さだとするとかなりのものですね。
深さはもっとあったと思いますが。

191102-080041_R.jpg
今年は季節が少し遅れているようで、
ここでみた紅葉が一番きれいでした。

191102-080236_R.jpg
犬山城や丸岡城を参考にデザインされたという天守
そられしく見えるものです。

帰宅後に「岐阜の山城ベスト50を歩く」に見てみると、
地籍図調査で石垣と堀の位置は現在とほぼ同じだと判明しているとのこと、
昭和30年台の写真にで石垣が存在していた事が判明していて、
掲載されていた明治21年の地籍図には、
現在天守のある位置に櫓台らしきものがあります。


ガッタンゴー


191102-091810_R.jpg

3回目のガッタンゴー町中コース
それでも飽きる事がなくてペダル漕いでしまう。
線路で自転車をこぐという面白さは何だろう。
普通に自転車に乗るのとは違い、
道や車や人に気を遣う必要がない、
転倒の心配がなく周囲を見る事ができる、
そのため、ペダルを漕ぐことに集中できるのかな。

妻は毎回「自分が何ものか忘れる」と言いますが。
それくらい日常生活から遮断される感じがします。


古川


古川の市役所駐車場の駐車スペースは埋まっているようでした。
それでも空きスペースを指示されて車を止める事ができました。
昨年ワラビの塩漬けが美味しかったので三寺参り朝市を覗いてみましたがありません。

福全寺そば


すると、朝市の隣の福全寺そばが営業していました。
福全寺そばは、蕎麦正 なかやのお父さんが始めた店で、
現在は違う人が受け継いでいるらしいですが、一度食べてみたかった蕎麦。
町中に人が少ないので慌ててなかやに並ぶ必要がなさそうなので、
寄ってみます。

191102-104325_R.jpg
七寸、八寸(中盛り)、九寸(大盛)とありますが、七寸を頼みました。
瑞々しいけど水切れが良くて旨い。

蕎麦正 なかや


そして予定していた「なかや」へ

191102-110411_R.jpg
大盛り二枚食べた事もありますが、
すでに蕎麦を食べているのでお替りは無理なので、大盛り
やっぱりここは旨いです。

古川 地産巡り


今年のGWはもとより、昨年の11月に比べても観光客が少ない古川
これくらいだと落ち着いて歩けます。

2019-11-022011.20.54_R-ef51a.jpg
道路沿いの家で何か作業をしていたので近寄ってみると、籾を干していました。

2019-11-022011.21.34_R-e0c01.jpg
GWに寄って妻が気に入った直売所
「今日はキノコが少ないけど、これだけ残っているよ」
おあばさんが出してシバカブレというキノコ
「アジは一番いいよ、茶碗蒸しにいれたら鶏肉いれないでね」
じゃあ買っていこう。

三寺参り朝市で近くに「地場産市場」がある光客の話を聞きつけた妻、
早速行きたいと言いだします。
調べてみると、高山に向かう途中でした。
それじゃ寄ってみよう。

2019-11-022011.48.35_R-a74a6.jpg
地場産市場
あ、シバカブレがある!
しかもこっちの方が安い!
「情報料だよねー」
まあそうか、さっき直売所に寄らなかったら知らなかったしね。
せっかくだから買っていこう。

広瀬城


今までタイミングが合わなかった広瀬城
登り口にあたる岐阜県埋蔵文化財センター飛騨国府事務所では、
展示をしているようです。
駐車の許可をもらいに行くと、
快く許していただき「ぜひ展示も見て行ってください」 
帰りに拝見しますと出てくると後ろから
「城攻めですか?」
「城攻めですね」
いや攻めはしませんけど。

2019-11-022012.29.50_R-4ed01.jpg
動物除けの柵を開けて侵入

191102-125541_R.JPG
道が整備された跡があって、所々木の板が渡してあるのですが、
それが滑って逆に危ない。
崩れて細くなっている所もあります。
山道を登り切ると、
広瀬城の代名詞、西端の曲輪を取り囲む畝状空堀群が見えて来ました。

すごい・・・
よくこれが残っていたものです。
一つの畝の土塁の高さは1mくらいはあります。
有事にはさらに深く鋭く削られた事でしょう。
降りて見に行きたいけれど、上って来られないかもしれない。

2019-11-022013.03.53_R-d06e9.jpg

東側の曲輪まで見て回りましたが、東端の曲輪に続く道が分かりません。
分岐まで戻って回り込んでアクセスしました。

畝状空堀群が予想以上見事で、
道が予想以上に険しく、
1時間の予定が30分以上オーバーしてしまいました。

車を置かせてもらったので、埋蔵文化財センターの展示を見てみます。
埋蔵文化財センターの機能が丹生川の飛騨駐在事務所に移ってから、
国府事務所では資料の整理や保管が行われていて、
毎年、発掘成果の展示が行われているそうです。
今年は、
「古墳のはじまり~飛騨の弥生から古墳時代~」

191102-135303_R.jpg
古墳時代中期の野内遺跡A地区出土の壺
精緻な文様で驚きました。


高山


今年3回目の高山
今回は高山に泊まるので、ホテルに車を置いてゆっくり歩く事が出来ます。
宿泊は、これが2回目のスパホテルアルピナ飛騨高山
会員になったので会員証がルームキーになります。

いつものように、ラーメン屋や飛騨牛握りの行列を横目に漆器店巡り

2019-11-022015.02.37_R-1e440.jpg
いつものように栃の実せんべいを買い

いつもと違うのは、飛騨牛の店を予約していた事。
ホテルから歩いて味の与平

191102-173902_R.jpg
飛騨牛焼肉
牛肉も米もおいしい。
高山は、観光地なのにどこも食べ物がおいしいですね。

191102-180511_R.jpg
夜の上二之町です。

191102-180714_R.jpg
人通りが少なくなって、昼間とは違った雰囲気です。

朝早かったのでホテルに戻って温泉に入ると、すぐに寝てしまいました。

2日目 11月3日


昨夜早く寝たので、空腹で目が覚めました。
温泉に入ってから、バイキングの朝食。
前回より地元の食材が増えて、豆腐料理を取り揃えていました。

宮川朝市


191103-080842_R.jpg
朝食後に宮川朝市へ

県の品評会で賞を取った水田でとれたコシヒカリを購入しました。
帰宅後に炊いてみると、香りがも味もすごく良くて、最近食べた中では一番でした。
2kgだったので直ぐに食べ切ってしまいました。
もっと買ってこればよかった。

古川 地産巡り 2日目


昨日、福全寺そばで赤カブの漬物を食べて、
赤カブ美味しい!→しかし赤カブは普通だから赤大根がイイ!
と発展した妻、
「赤大根買えばよかった」と繰り返し、一日かけて発酵したようです。
「三寺参り朝市にあった」
はいはい、今日は急ぐわけじゃないし。

ホテルをチェックアウトして古川の三寺参り朝市に行ってみるものの、今日は赤大根がありません。
「赤大根ありませんか!」
「今日は入ってないねぇ」
「がっくり」

じゃあ地場産市場に行ってみよう。
たしか地場産市場には、山なめこがあったよね。
シバカブレについて調べていると、天然の山なめこもおいしいと書いてあった。
しかし、地場産市場には赤大根も山なめこありません。
「がっくり」
運が悪い時はこんなものだよね。

「昨日、道の駅にあった」
昨日少し覗いてみた道の駅 アルプ飛騨古川の直売所に、赤大根があったらしい。
通り道なので寄ってみると、ここには赤大根がありました。
一件落着

さあさあ先を急ごう。
「この先にみ直売所みたいのあった」
寄るの?

2019-11-032010.33.45_R-84397.jpg
特産館「あじか」
農協の直売所のような雰囲気で、県外産の野菜も置いてあります。
地元の人で朝からにぎわっていました。

白菜や大根を買う妻。
なんでわざわざ白菜?

ああ、すっかり遅くなってしまった。
もう昼だし、急ぐわけじゃないと言っても限度がありますよ。


篠脇城


急いでやって来たのは、
昨年冬に、登城口まで来たものの時間がなくて断念した篠脇城。

191103-130507_R.JPG
動物除けの電線を跨いで登ります。

2019-11-032012.01.15_R-a647e.jpg
20分ほど登ると主要部に到達します。

191103-123320_R.JPG
ほぼ全周を私の背丈(1m70)以上の畝状竪堀群が取り巻いています。
一部は食い違いになっている念の入れよう。

山から下りてくると、もう1時。
ここまできたら郡上八幡の蕎麦を食べよう。

郡上八幡の町までくると、町中の駐車場が一杯。
なにやらイベントをやっている模様。
市役所の臨時駐車場まで戻って、シャトルバスで町に入りました。
まずは蕎麦を食べよう。

郡上八幡 蕎麦正 まつい


ここは、なかやと同じ荘川の蕎麦正ののれん分けです。
さすがに人気店で5,6組が待っていましたが、30分ほどで入る事ができました。

191103-142555_R.JPG
コシ、香、文句なし。
これは美味しい。
また好きな店が出来てしまった。


郡上八幡


郡上八幡を散策

191103-144713_R.jpg
宗祇水

191103-145239_R.jpg
やなか水のこみち

191103-145932_R.jpg
いがわこみち

191103-150957_R.jpg
いがわこみち

IMG_5362.jpg
吉田川
このオーバーハングは怖い

最近鮎釣り関連の番組で郡上八幡を見る事が多かったのですが、
アユ釣りも含めて独自の文化がある町はいいですね。



刃物(包丁)マニアでもある妻
関孫六で有名な関を通ると聞くと
「どこかに刃物はないのか」
※刃物を買う事ができる場所はないのか
※多分、常滑の陶磁器会館とかセラモールを想像してる

あるにはあるようですが、
刃物会館とかセンターとか伝承館とかミュージアムとかどこに行けばいいかわからない。
時間的に厳しくなってきたので交通のよさそうなところに行ってみました。

2019-11-032016.13.55_R.jpg
三秀 刃物ミュージアム

中は普通の刃物屋さんなのですが、
文具ハサミが驚きの100円とか(よく切れた)
妻が糸切りハサミを買うと、
「一本一本違うので試して選んでください」
と数本が出てくるというのは、産地ならでは。

しげ吉


今日の最後はウナギです。
渋滞を避ける時間調整の為にも、少し遅く関を出たいので、
名物のウナギを食べる事にしました。

有名店のしげ吉
開店30分前にはかなりの行列ができていて、何とか一回り目に入店。

191103-174029_R.jpg
うな丼上

関東と違い蒸していないのでそれほど柔らかくはない。
皮がパリッとして香ばしい。
脂がのっている。
そして、ごはんの中にもウナギが挟んである。
なるほど、関西風もおいしいものだな。

ぷらっとパーク 関SA


「関牛乳ソフトが食べたい」
ウナギ食べたばかりなのに?
昨年、富山から常滑に移動中、関SAで食べたソフトクリームが気に入った妻。
またもや発酵してきたらしい。

関SA自体はこからすぐなのだけど、一宮JCTの渋滞に突撃する事になってしまう。
どこかで降りればいいかと地図を見ていると、「ぷらっとパーク 関SA」という表示が。
あ、これ海老名や平塚みたいに一般道から入れるのかな。
ここから1分!

二つ先の交差点を曲がってすぐ到着
丁度夕食時なので、観光バスで一杯。
制服を着た東アジア系の若い人達は台湾から来たのかな?

2019-11-032018.07.03_R-97ad7.jpg
これが関牛乳ソフト、確かに美味しいです。


帰路 関-横浜


関広見から東海環状に乗って帰路につきます。
妻はすぐに気絶してしまいました。
山城に付き合ってくれたから仕方がない。

2019-11-032018.56.04_R-4faae.jpg
可児あたりで花火が見えたので、妻を起こしました。
寝ぼけながらも写真を撮る妻

大和トンネル辺りで流れが悪くなりましたが、大きな渋滞につかまらず、
日付が変わる前には帰宅できました。

2019-11-032023.30.41_R-c726e.jpg
大根と白菜とかどこ行ってきたのか・・・

2019-11-032023.54.44_R-b66b5.jpg
餅まで買ってる。

シバカブレは言われたほどでもなかったかな。
米はつや、香、甘味があって、とても美味しかったです。



nice!(10)  コメント(0) 

nice! 10

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント